「インプットとはアウトプットありきである」とは若き日のhonninmanの名言だが、音楽を沢山作ると聴ける音楽が増える、みたいな事は実際あると思う。それは稚拙な創作物であれ数を作れば自分のこだわりどころが勝手に増設され耳が開く、みたいな話で、それを文章でもやってみたくて毎日書いてる。「スーパーサイズ・ミー」方式でこのひと月の身体変化をまとめると、文芸誌っぽいzineが面白く読めるようになったので割と凄い。なんだかんだで自分は権威のお墨付きのある本ばかりを好んで読んでいたのだな...と気付き、そりゃあ親が岩波文庫をとりあえず推奨してくる家庭環境の影響も大ではあろうが、実際はみんなめちゃくちゃ自由に各自の文体でそいつの表現を気ままにやっているではないか、と思うに至り、読むという行為が今更楽しくなっている。もちろん1日500文字なんて日頃から文章を書く人達からすればまるで大した量ではないとは思うが、私のようなやるやる詐欺界の大御所、かつ生粋の筆不精からすればいろいろな意味でちょうど良いサイズ感であり、マストドンありがとう(Twitterは脳がネタツイ脳にしか行きつかないのでうんざりである)。