フォロー

会社で使用しているslackというチャットツールがある。一時期の私は社内でも最上位の月間投稿数を誇る、病的なヘビーユーザーだった(冗談ではなく実際に投稿数ランキングを確認できる機能がある)。当時はslack上に個人が自分の「分報」と呼ばれるチャンネルを持つ事が静かなブームとなっていた。分報上に現在の業務の技術的な問題点を書くと、その分報に参加している同僚が時に知見を分有してくれて、テックによるスムーズな課題解決が実現!といった利点が分報サーガの始まりだった。やがて分報ユニバースは急拡大し、課題解決目的というよりは、早速人類補完計画のようなものに変容。お互いがお互いを気にし合い、目配せをし、「エアリプかすめ合うも多少の縁」とhonninmanもかつて歌っていたが、完全な「お気持ちお察し」空間となる。私は絶対に分報は作らないと誓い、「世界との軋轢や葛藤から個人の文体は生まれるのだ」と豪語、頑なにオープンなチャンネルでのみ発言をしていたが、同僚に勝手に作られた自分の分報を使い始めたらハマってしまい、24時間リアルタイムで現在の心象を猛烈なタイピング量で書きつける活動に明け暮れた結果、病んだ。

ログインして会話に参加
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。