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果てしなく昔の話だが、大学のイベントにある社会学者の先生をお招きした事がある。書いた企画書が通って実現した。著作もいくつか読んではいたが、専門性の高い大学の中で創作しながら自閉して、いつしか世捨て人となる学生達にひとつ社会学的な視座を実装する契機をば...といった風情の、いかにもな企画概要をびっちりと書いた記憶がある。トーク後、楽屋で少しお話をして、出身地や方言の話題でささやかに盛り上がる。ゼミの発表でウケがいいからという理由で関西弁を使っていたのが、ある時期からそれはチートなのでは?という発想になり封印したという話は、当時の私も作品のプレゼンで似たような経緯から関西弁を封印したばかりだったので面白かった。いつでも連絡してねと渡された連絡先はびびって一度も連絡しないまま時間だけが膨大に過ぎたが、本当に世の中何があるかわからないのでこういうものはサクッと連絡するべきと今回思ったし、暴力は悪だ。私も当時とは考え方や感じ方もまるで違うが、あらゆる選択や決断を先延ばしにして可能性の温存と根腐れに邁進していた上京間もないあの頃の自分にとって、とても刺激的なトークであり1日であり、思い出していた。

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