「スピってるチンピラ」という概念がある。アーティストの瀬尾夏美さんが初出の言葉だが、私は勝手に曲中などでも使いまくっており訴えられたらまずい。これはこの国の為政者って結局「スピってるチンピラ」ばかりなのではないか?という瀬尾さんの慧眼に基づく概念で、略称を「スピチン」と言う。このところヤンキーについても考えていて「ヤンキー=反骨っぽく見せて実際は権力も服従も縦社会も大好き(by core of bellsの池田さん)」な彼らは一体なんなんだ、そして我々はなんだかんだ言って割と結構ヤンキーが好きなのでは?といったあたりも気になる。先日久々に「シグルイ」を読んだら「男はみな傀儡(くぐつ)」と書いてあってヒヤっとしたが、権力に自己を同化させずに個であり続けるにはどうしたら良いだろう。以前あいトリの件で文化庁前のデモに参加した時、小泉明郎さんが「アートや表現は最終的に個に向かう」とスピーチをされていてよく覚えているが「『個』ってなんなんですかね...」って事も作ったり生きたりしながら考える事がずっと出来たらきっといい。とりあえず今住んでる街にはヤンキーが多いのでしっかりと注視していこうと思う。