ある団体のリハーサルに参加する。幾つかのルールや適宜入る天の声の指示の元、複数人で即興劇を作る練習をする。終わって喫茶店でのお茶会になる。即興中に差別的な表現などがうっかり飛び出しそうになる事についての話になり、問題のある発言があった場合は劇中であってもその場で随時指摘し合おうという事になる。とても大事な話だと思う。エチュードは演者が思わぬ害意に晒される事があるので、安心安全の環境整備は大切だし、何よりその場で指摘をしないと差別は減らない。また、あらゆる意味で「日頃」が出るのが即興で、昔「バランスをとるなんて事は一部のプロフェッショナルだけができる芸当で、そんな事はU2くらい売れてから考えたら?」と身近な人から言われた事があるが、U2くらい売れてからでは恐らくかなりの手遅れだろう。「昔はこのくらいは言えたのに今だとすぐに怒られる」ではなく「昔は気付けなかったけど当時から傷ついていた人がいた事がわかってきたのでこれからは気をつけよう」という話だと思うし、「言えない鬱憤アピールおじさん」ルートを回避しつつ、基本的に自分は間違えまくるしガチの無知だと思って地道な「日頃」をやっていくしかない。