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映画「花より男子 ファイナル」を観た。TVドラマ版「花より男子」をファンが独自編集した走馬灯のような映像をyoutubeで観てはいたが、予備知識のほとんどない曇りなき眼(まなこ)状態での鑑賞となった。本作は2008年の日本興行収入ランキングで第2位(洋画含む)というモンスターヒット作らしく、10億の制作・宣伝費に対し73億の興行収入というから凄まじい。内容は多少現実離れしたところもあるが、モラハラ彼氏と付き合うと大変な目に遭うし、毒親に変な気回しをされると最悪命を落としかねないという教訓めいた部分もあり、ラスベガス〜香港〜無人島〜京都と転々と舞台を移しながら進む物語は絵変わりも多く目に楽しく、小栗旬が若い。また、加賀まりこと北大路欣也の存在感は途轍もないものがあり、この2人が出てくると謎の見応えが唐突に発生するので役者って凄い。13年程テレビを観てない自分もギリギリわかる顔ぶれしか出てこないのも楽しめた要因のひとつだが、上述のモラハラキャラ造形を含め、様々な描写・表現に時の流れを痛烈に感じたし、「ライムスター宇多丸が『花男』を論破!」という古い動画が出てきて視聴をためらっている←今ココ

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