黒田龍之助さんのトークイベント/サイン会情報。高田馬場の芳林堂書店で2月24日(金)18:30より。エッセイ集『外国語の遊園地』(白水社)刊行記念。
外国語、言語学、そして外国について、これだけ楽しく発見に満ちたエッセイを書ける言語学者は今そういない。お薦め。
この3月で閉館となる箱根の星の王子さまミュージアムのショップで、単葉機Blériot ⅩⅠの組み立てキットを見つけた。この飛行機、カフカがブロートとともにイタリアの航空ショーで見たものなのだ。カフカは『ブレシアの飛行機』で、その航空ショーのようすを詳しくルポしている。
ブレリオXIで英仏海峡を越えて有名になったフランスのパイロット、ルイ・ブレリオが、イタリアのブレシア近郊モンティキアーリで開催されたこの航空ショーに同じ機体を駆って登場。ショーにはダヌンツィオやプッツィーニも訪れていた。カフカのルポルタージュにはそのふたりの名も出てくる。
カフカは「労働者傷害保険協会」に勤めていた、工場などでの事故に関係する傷害保険の専門家なので、機械にもおおいに関心があったし、詳しかった。『流刑地にて』のあのヘンな装置など、そのたまものだろう。
Er wagte den Balanceakt zwischen Pragmatismus und Ideologie. Nun ist der SED-Politiker Hans Modrow im Alter von 95 Jahren gestorben. http://www.taz.de/!5912475/
恩師への喜寿と定年退職のお祝いにしようと安南の15〜16世紀の小壺を買ったのだが、かわいくてあげるのが惜しくなってきた
骨董あるある、かな
上野成利、高幣秀知、細見和之編著:『啓蒙の弁証法』を読む(岩波書店)をご恵贈いただいた。
https://www.iwanami.co.jp/book/b618304.html
これは読むのが楽しみな本。第Ⅰ部が本文テクストにそくした解説・論考、第Ⅱ部はコンテクストにそくした論考。引用には徳永恂訳岩波文庫版の頁数が添えられている。
長年の研究会での検討を経て、共同作業の結果をまとめた、ということのようだ。
今年はフランクフルトの社会研究所が設立100周年。それに合わせての出版というわけではないようだけど。
東京で生まれて埼玉で育って神奈川で暮らしています ドイツのこどもの本やおとなの本やドイツ語教員や独日翻訳