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横須賀美術館に行ってきた
荒井良二の爆発する才能

BOOKMARK 2 届いた

「翻訳物」は世界を広げる、というか、翻訳物こそ世界そのもの

これはおもしろそう
購入
熊谷先生もシュレーバーについて書いている

増刊の大江健三郎特集号は、今ひとつ惹かれないので考え中

ジェイソン・リューツ『ベルリン 1928-1933』(鵜田良江訳、パンローリング』読了。

ベルリンの「黄金の20年代」からヒトラー政権成立までを、様々な階級・属性の人々の生を切り取りつつ描くアメリカの長編グラフィック・ノベル。緻密で重厚。翻訳もたいへんだっただろうな。

町田市立国際版画美術館に行き、「自然という書物 15〜19世紀のナチュラルヒストリー&アート」展を観た。これは力のこもった、よい展覧会。博物学や自然誌、博物図譜、ロマン主義やラファエル前派、進化論に分類学、ピクチュアレスクなどに興味がある人には、すごくおすすめ。

コンセプトと「伝えたいこと」が明確。説明を追いながら書物を中心とした展示を追っていくと、西洋における「自然を見る」「自然を描写する」「芸術のなかの自然」の関係と変遷がきれいに浮かび上がってくる。図録も、寄稿や解説、参考文献を含めてすばらしく、これで2千円は安い。

単眼鏡を持っていくと、より楽しめます。

わたしの坂本龍一に対するイメージは浅田彰や磯崎新などと結びついていて、たとえば1984年(散解と戦メリが1983年)のこの本。これから書かれるであろう本の装幀、そして浅田や菊地信義+井上嗣也との対談。本、レコード(CDは1982年より)といった、「メディア」をめぐる話が中心となっている。

ポストモダンな/をめぐる内容なんだけど、今読むとこの40年で「情報」にアクセスするためのインターフェースがいかに変わったかを再認識させられる。
そして書名と装幀があれば内容はAIが作ってくれる世界が見えてきたことを考えれば、変化はたんに人と世界の接触面の問題ではなくなったのだろう。

内容ももちろん気になるが、この装丁がなんとも良い
みすずはこのスタイルを変えないのが好ましい

輸入食品店でドイツものを仕入れた
Esspapierとはなんなのか
あとHalleのHallorenのミントチョコなど

カカオ サンパカの「カカオの旅 6ヶ国コレクション」いただきました

この3月で閉館となる箱根の星の王子さまミュージアムのショップで、単葉機Blériot ⅩⅠの組み立てキットを見つけた。この飛行機、カフカがブロートとともにイタリアの航空ショーで見たものなのだ。カフカは『ブレシアの飛行機』で、その航空ショーのようすを詳しくルポしている。

ブレリオXIで英仏海峡を越えて有名になったフランスのパイロット、ルイ・ブレリオが、イタリアのブレシア近郊モンティキアーリで開催されたこの航空ショーに同じ機体を駆って登場。ショーにはダヌンツィオやプッツィーニも訪れていた。カフカのルポルタージュにはそのふたりの名も出てくる。

カフカは「労働者傷害保険協会」に勤めていた、工場などでの事故に関係する傷害保険の専門家なので、機械にもおおいに関心があったし、詳しかった。『流刑地にて』のあのヘンな装置など、そのたまものだろう。

神保町の喫茶店ミロンガ・ヌオーバ、昨年暮れに入居するビルの取り壊しのため閉店、そして今月6日に神田伯剌西爾の斜め前あたりに移転オープン。
今日はそこでひと休み。おひとりさまは壁に向かったカウンター席に詰め込まれてちょっと窮屈。コーヒーは変わらず好きな味。ビスコッティもおやつに食べた。

スーパーの恵方巻き売り場はたいへんに混み合っていて近づけなかったので、今年はメザシを焼いて食べることにした

デザートはツマの京都出張土産の阿闍梨餅と根岸の竹隆庵岡埜の福豆(砂糖衣を纏っている)

上野成利、高幣秀知、細見和之編著:『啓蒙の弁証法』を読む(岩波書店)をご恵贈いただいた。

iwanami.co.jp/book/b618304.htm

これは読むのが楽しみな本。第Ⅰ部が本文テクストにそくした解説・論考、第Ⅱ部はコンテクストにそくした論考。引用には徳永恂訳岩波文庫版の頁数が添えられている。

長年の研究会での検討を経て、共同作業の結果をまとめた、ということのようだ。

今年はフランクフルトの社会研究所が設立100周年。それに合わせての出版というわけではないようだけど。

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