passkeyの導入によってUXが改善しました、認証にかかる時間が有意に短くなりました、は言えそうだし実際そのようなプレスも各社あるわけだけれど、認証に要する時間が短くなってログイン成功率が上がったのか、ログイン成功率が上がるとなにが嬉しいか、までみないと、事業の価値にまでは訴求しないだろうな、と思う。ここに難しさがひとつあり、それは認証やID周りあるあるで、それだけで儲けることはまずできず、といって金銭的なベネフィットを算出しようとしても他の領域で生み出されるものになるので、統制して観測することも厳しい。
じゃあ定量的な評価を出そうとして、認証にかかる時間とか、ログイン成功率とかを追いましょう、にすると、それはそれで事業貢献してるのか、本当に、が問い直されてしまうだろう。ID屋さんとしてはそうした指標の改善は大きな価値だとは思うけれど、芯を食ってる感じはしないんだよなあ…。