KADOKAWAに限らず大手出版社はなんらかのかたちでヘイト本を出している、というのはたしかですね。今回のはタイトルがあまりにもわかりやすいものなのにくわえ、宣伝の仕方も露骨だったので目立ってますが、よく見てないとわからない、あるいは中身を読まないとわからないものはたくさん出ているはずです。たとえば文藝春秋や新潮社、中央公論新社あたりは、新書や文庫のレーベルで定期的に怪しげなものを出しています(愛国系が多いかな)。暇空茜とNHKのアレではないですが、企業規模が大きくなればなるほどその中にいる意図的な差別をおこなう者の絶対数も増えますから、大手=安心というのは幻想でしかないと思います。