ヤジと民主主義
警察が守っているのは市民ではなく権力側だと改めて認識させられる映画だった
冒頭で秋葉原での「安倍やめろ」というヤジを誹謗中傷呼ばわりして「こんな人たちに負けない」と豪語する安倍晋三もあり得ないんだけど、こんなやつの下について護衛(笑)してるんだからそりゃあ警察の程度もたかが知れてるよなと
札幌でのヤジを行った男性と女性双方への警察への対応はもはや暴力的としかいいようがないし、そもそも明らかに法律に違反しているならともかくヤジを行っただけの市民をあそこまで牽制するのは弾圧としかいいようがない
さらにヤジだけでなくプラカードを掲げただけの女性を警察が取り囲んで安倍に見せないようにするのはヤジと違って排除する口実が見当たらないからせめてもの嫌がらせだと思った(そもそも、批判者に対して警察が嫌がらせすることがおかしいんだけど)
一審では、警察は一審にヤフコメを提出してるけど(その時点でおかしいが)、その内容の多数が「排除して当然」という旨の投稿で、あくまでの警察は「危害を加える恐れがあるための対応で、ヤジを排除したわけではない」と主張しているのに、主張内容と矛盾していてこれが警察の本音なのだろうけれども、ちゃんと確認してから提出したのか?と思ってしまった(続く)
ヤジと民主主義
最後に、誰がいったか忘れたけど「言うまでもないことを言うことが大事だ」というのはホントその通りだし、当たり前だからといってわざわざ言わないでおくと、その「当たり前」の概念すら消えてしまうということを今を生きていて実感している分、より深くのしかかった
ヤジと民主主義
ちょっとだけ補足すると、警察官と男性のやり取りで警察が、「ビックリして死んじゃう人もいるから」って言ったのにちょっと笑っちゃったのと、女性を安倍から遠ざけたあとの警察の対応が妙にフレンドリー(というか馴れ馴れしい)でちょっとイラッとした笑