「ある若手議員は〔中略〕『地方では立民単独でなかなか勝てない事情もある。国政と地方自治は別で、政策実現や地域を良くしていくためには、やっぱり相乗りしてでも首長選は取りたい』と漏らす」って、もうこの若手議員にも辞めてもらいましょ。民主主義を否定するような人は議員になる資格はありませんし、民主主義を否定してそれを破壊するような政党と手を組むような政党も同様です。

 だいたい、結果を見れば明らかなように、相乗りしなくても福山和人さんは立憲民主党が推薦して組織的に応援すれば余裕で当選できていたし、それは開票前・投票前から言われていたわけよね。それにもかかわらずあえて松井氏を推薦したのは、彼の古巣が民主党であるというのもあるだろうけど、有権者や市民の声よりも組織の論理や連合等の支持母体となっている利益団体の声を優先するという立憲民主党の本質・本音が表れたってことよね。

京都の地方選挙の分析を東京新聞にされるってのもね。

選挙には勝ったのに「ガッカリ」を呼んだ立憲民主党の戦い方 京都市長選 期待していた人たちの嘆き:東京新聞 TOKYO Web tokyo-np.co.jp/article/308511

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立民単独で勝てない理由を考えてほしいです。連合に阿って戦うべき相手を間違えているからだと私は考えます。

何かひとつの理由や原因があるというわけではないように思います。組織票が幅を利かせる政党政治において、とりわけ国政選挙においては、組織に属するのではない支持者や無党派層よりも組織票に頼った方が有利に働く選挙区の方が圧倒的に多いでしょうし、国政・地方選挙ともに野党で分裂すると選挙に勝つのは厳しいのが現実だと思います。

 立憲民主党が市民の方を向いたところで、支持者の票に加え自民党や公明党の組織票を上回るぐらい無党派層が投票してくれるようになるかと言えば現実にはそういうこともないので、市民の側を向くように方向転換することもできないというのが現実だし、現在の立憲民主党の役員・幹部をはじめとする議員は、市民の声を聞くつもりのない議員が多くなっているでしょう。

 でも、過去2回の東京都知事選や今回の京都市長選挙のようなところで、支持者や政治が変わってほしいと期待をして可能性があればかけたいと思っている有権者の声に背を向けて、そうした人びとが応援する候補者に対立するような候補を応援すれば、選挙に勝っても負けても結果的には政党としては信頼も支持率も失いますわねってことですよね。

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