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6月の終わりに原爆の図 丸木美術館で松下真理子個展「人間動物」を観た。パレスチナでいま起きている虐殺をテーマにした作品の前で、言葉がなかった。ゲルハルト・リヒターの《ビルケナウ》を観たときのことを思い出したし、常設の《原爆の図》とも響きあっている展示だと感じた。

14部(全体では15部)からなる《原爆の図》で、作家の視線は日本に連行されて被爆した朝鮮の人々や米軍の捕虜、ビキニ環礁の水爆での被爆者にも及び、その問題意識は水俣、南京大虐殺、アウシュヴィッツへも広がっていく。ひとつの暴力に真摯に向き合うことが、あらゆる虐殺にNoを突きつけることにつながっていく。
marukigallery.jp/hiroshimapane
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「過ちを繰り返さない」ためにも、平和記念式典へのイスラエルの招待は取り消されるべきだったと思う。病院や学校を標的にし、子どもまで見境なく虐殺している政府の首相が「平和」のためになすべきことは、よその国の式典に出席することではなくて、すべての軍事行動を直ちにやめさせることのはずだ。

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