メディアは一刻も早く「体の性/心の性」という言い方をやめてほしい。「出生時に割り当てられた性別」という言い方を覚えてくれ。
あと「性同一性障害」も「性別不合」に変更されたはずなのに(ICD-11で)、ここにきてこの語がめちゃくちゃ使われてるの違和感しかないんだが、そもそも「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」という法令なので、「性同一性障害」という語が前に出てきてしまうんだろうな。そしてこの特例法のインパクトは確かにすごかった、この特例法ができた2003年ごろの認識でとどまっている人も多いのかな…と思う。

トランス差別言説、とにかく「出生時に割り当てられた性別に絶対に依拠する」というところから頑なに動いてくれず、「トランス女性は(心が女性の/女性的な装いを好む/女性になりたい)男性」という認識なので、どれだけ言葉を尽くしても平行線なんだよな。いや前提が違うんだ、といくら言っても届かない。女であることがめちゃくちゃしんどく、女をやめたいけどどうしようもなく女、というトランス女性もきっといると思うんだけど、こういうことはまったくわかってもらえないだろうという絶望がある。
www3.nhk.or.jp/news/html/20240

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旧ツイッターではノンバイナリーへのヘイトも凄まじくてつらい。攻撃的な発言から「私だって女であることがこんなに辛かった」みたいな語りに接続しているのもよく見かけるけど、その「辛さ」はノンバイナリーのせいじゃないし、「出生時に女を割り当てられた以上はずっと『女』でいろ」と言っているようにしか聞こえず、あまりにも呪いなんだよな…
「性役割の押し付けを拒否するとノンバイナリーになるのか」的な投稿も減らない。きちんと「そうではない」と言ってくれている人がたくさんいるのに…

あと中高年になってから自分のジェンダーアイデンティティやセクシュアリティがわかることは余裕であると思う、私はいま40代半ばだけど、自分これかも!というカテゴリに出会ったのは40過ぎてから。
「アセクシュアル」という語には20歳ぐらいのときに出会っていたものの、ヘテロよりはそっちに近いけどそうとも言い切れず、名乗るのはちょっと…という感覚がずっとあった。

A-specもそうだけど、ずっと「いない」ことにされてきて、ようやく「ノンバイナリー」という名前/概念を知って、やっぱり「いる」んだ!私は、そして私以外にもちゃんと「いる」んだ!と思えた人たちに「気の迷いでは」「そんなものはない」みたいな言葉を投げつけること、ひどい暴力だよね。

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