"ある作品に対して、明確に描かれてない恋愛(性愛)関係を「やおい妄想」することを「頭が腐る」と言っていました"

"「腐女子」という語が発生する前から「うちらほんとアタマ腐ってんな」などと友人たちと言い合う十代を過ごしたけど、いまや「BLが好き」と言えるかどうかもあやしい感じになってきてしまったし…ちなみに当時は「物語に公式に描かれていない関係性を妄想してしまう」行いを「腐る」と称していました"

過去のツイートから引っ張ってきた。だいたい中学〜高校生ぐらいのころ、ということは90年代、30年くらい前の話。
「腐女子」という語が出てきたのは私の体感だと2000年以降なんだよな。それ以前に「やおい」概念とセットで「腐る」というジャーゴンを使っていたわけですが、それをどこで身につけたのか、というのは記憶にない。インターネットもまだ一般的ではなかったはずなので、やはり友だちが持ち込んだやおい同人誌か…?

「腐女子」は「女子」の部分に抵抗があって自称したことはないものの、「腐」を自称することには私も謎の執着(愛着?)があったのですが、この数年で完全に「もう使えない語」という感覚になりました。

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これは一般化できるかどうかわからない私の話だけど、「腐」そして「喪」に関しては「それ以外に使える名乗りがなかった」から執着していた、というのもかなりあると思う。
今なら手放せる、と思えるようになったことは「A-spec」「クエスチョニング」「フィクトセクシュアル」などの語を手に入れたことと無関係ではない気がしている。こんなツイートもしていた。

"正直に言うと私は「腐」とか「喪」なら名乗れるというか、姥皮みたいに着ていられるとすごく長いあいだ思っていて、その語を手放すのは怖かった。今でも全く怖くないわけではないけど、さすがにもう色々無理だなと感じるので使わない(使えない)"

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