(以外ネタバレです)
かなり淡々としょうもないおじさんたちのしょうもない日常が描写されていき、派手な出来事も起こらないまま進んでいたので、一幕の終わりごろに悪魔が出てきたときにはびっくりしました。
ポーカーで負けて諦めたというのもあるけど、シャーキーはもう悪魔に連れて行かれたかったんじゃないかな…
日々の生活だってぜんぜんうまくいっていないから。
でも結局、エースのフォーカードというものすごい手をリチャードが決めて、まさにクリスマスの奇跡で、プレゼントなんだけど、そういうものすごい幸運によってもたらされるのは「生活の続き」なんだな…としみじみ思ってしまった。
散らかった家で、しょうもないしがらみの中で生活をやっていくしかない。
まずお湯をわかすところから。
でも「破滅が来ない」ということこそが最大の恩寵なのかもしれない。
悪魔が音楽を嫌うのが面白いな〜と感じました。