緊急セミナー「ガザ 人間の恥としての」(講師 岡真理)を視聴しました。
イスラエルとパレスチナについて、私もどこかで「複雑な問題」「憎しみの連鎖」という言葉で片付けてしまっていたところがあり、まず「パレスチナはイスラエルの軍事占領下にある」という構造をしっかりとらえられていなかったと思う。「パレスチナはイスラエルの新型の兵器の実験場であり、デモンストレーションのショーケース」というお話は衝撃的だった。

非暴力で平和的に抵抗しつづけても踏み躙られ無視されるばかりで、これ以上どうしたらいいのか、という問いかけがほんとうにつらい。
つらいが、追い詰められたあげくの、抵抗のための暴力だけが咎められる、という構図、ほんとうにあちこちにある。

これまでもずっとそこにあった問題なのに、何をしていたんだろう、と最近しょっちゅう思わされるが、この問題もそうだった。

「ハマスとは何か」とよく問われるが、むしろ「イスラエルとは何か」を問うべき、という話で、イスラエルに対してパレスチナが被害者であることがほんとうに腑に落ちた。
「何者なのか」を問われるのは常に抑圧される側だから。
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あとアメリカのイスラエル援助について、2014年のガザ侵攻の際にもアメリカはイスラエルへの追加の武器供与を可決していた、しかも上院議員の全会一致で、というのはショックだった。「バーニー・サンダースも反対しなかった」のだと。親イスラエル団体を敵に回したら当選できないから、内心はどうあれそのように振る舞うしかない、それでも政権内部にバーニー・サンダースがいないよりはいたほうがいいし、大統領だってトランプよりはオバマやバイデンのほうがましだから…って、こんなの『善き人』で見たやつじゃん。ユダヤ人の親友に「自分のような人道主義者が内部にいたほうがいい」って言い訳してナチに入党する主人公だよ。

そもそも『善き人』のような素晴らしい舞台を生んだイギリスだって、今回の国連の「即時停戦」決議では棄権しており(日本もだが)、遡れば第一次大戦後のイギリスの外交が今に至るまでの問題の発端のひとつでもあるわけで…などと考えはじめると、『善き人』の見え方もまた変わってきてしまう。

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