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9月の終わりに国立新美術館「テート美術館展 光」に行った。一度、日曜日の夕方に出かけたら入場50分待ちで諦め、いつ行っても混んでいる気配にためらっているうちに会期終了前最後の土日になってしまったので、覚悟を決めて10時の開館直後をめがけて行ってきた。

序盤は宗教画や風景画が続く。ターナーやミレイの光のやわらかい感じがほんとうに美しく、観ていてホッとする。
ターナーはロイヤル・アカデミーで受け持っていた遠近法の講義のための、光の反射や屈折を図解した絵も面白かった。

カンディンスキーが登場して以降、草間彌生、ゲルハルト・リヒター、ジェームズ・タレル、オラファー・エリアソンと現代アートのスターがどんどん出てきて、すごくテンションが上がった。しかもそのエリアは比較的空いていて見やすく、最高だった。
透過光フィルムとライトボックスを使って精神病院の廊下を描いたキャサリン・ヤースの連作が印象的だった。

「光」というテーマに沿って、古典的な宗教画や風景画から始まって、現代のインスタレーションまで来る展示の構成がとてもよかった。
最も好きなタイプの展覧会でした。
tate2023.exhn.jp

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