宣伝:発売中の『新潮』2023年2月号で、作家の高山羽根子さんに弊同人誌『Rikka Zine Vol.1』を評じていただきました。「アンソロジストの役割」という副題で、3ページにわたって弊誌の内容紹介のほか短編SFの現状と可能性について語られています。
https://www.shinchosha.co.jp/sp/shincho/
“コロナ以前から、オンラインオフラインに拘わらず世界的なインフラがつながり、人間の(あるいは意識の) 境界がぼやけていく現象の揺り戻しで、人はルーツを探り、そのルーツにまつわる文化を希求するようになっていった。強制されていない文化上の刺青を自身の体に入れ、過去の文字を覚え、遺跡の中から滅びたはずの神を掘り起こした。こういった、世界の作家の短編小説、 アンソロジーを読むという行為は、その民族性を思い知る一端にもなる。
そんなふうにして書かれた無数の短編小説の海で、アンソロジストの役割は今後どんどん重要になっていくだろう。 テーマを立て、作品の質を担保し、紹介ができる能力を持った人、あるいはシステムがあって、この物語群を人の生きて動く世界で循環させていくことが可能なのだと思う。”(p.220)
大学院にいたとき、綿棒をうっかりばら撒いてしまい、そのまま回収するのもなにか悲しいので、ビュフォンの針の方法で円周率(の近似値)を求めてから回収した、という経験があります。
https://core.ac.uk/download/pdf/144457272.pdf
根谷はやねという名前で何かを書くことがあります
https://www.chuko.co.jp/ebook/2023/11/518680.html