この人の『ルポーアフリカに進出する日本の新宗教』(花伝社、2016年)は面白そうなのでいつか読もうと思っているが、

なんだこれは、と。

【B】
「戦争が起こったら自衛隊に志願して死ぬ覚悟のない人間は、特攻隊員をひたすらに無駄死にだと叫ぶ。」
午後9:43 · 2024年8月18日

そのすこし前は、

【A】
「この時期になると「無駄死に」と、これ見よがしに、軽々に特攻隊の戦没者を評する言説を目にしますが、気持ちは分かりますが、少し押し留まってほしいものです。
理論的に、敗北した戦争の戦死者は全て「無駄死に」でしょうし、第一「無駄死に」などと言われたら、遺族や戦没者が悲しむのではないか。」
午後1:00 · 2024年8月16日

と書いていた。

(1)【A】【B】いずれも、そこに「戦死」はあっても、「戦争」の社会的性格や階級性ははぎとられているのが特徴。はだかの「死」への評価へと切り縮められている。

(2)だから、【A】「第一「無駄死に」などと言われたら、遺族や戦没者が悲しむのではないか」というエモーショナルな根拠が顔を出してくる。例えば、「クソい戦争で人を殺させ、あげくに殺されるとは許せぬ、と激怒すべきだ」という選択肢はないようだ。

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(3)戦争の性格があいまいなので、【B】のように「戦争が起こったら自衛隊に志願して死ぬ覚悟のない人間」などという、よく考えるとよくわからない想定が出てくる。どんな戦争? 誰の戦争? なんで常備軍に志願? そのへんをすっ飛ばしてますね。

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