出版屋が市場から見えないところであの手この手で「話題」になる土壌を耕して、満を持して商品を投入しようとしたわけで、そのプロモーション込みで意識商品としての本は成立する。今回、誰に売りつけようとしたのかという一端が公然と暴露されたわけで、〈本〉そのもののみならず、商品としてのその本を成り立たせるそのプロモーション込みで評価の対象になると考える。
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