電車の中で読んでいる小山俊樹『五・一五事件』(中公新書、2020年)、実行グループの形成過程からターゲットの選定、調査の適当さ、集団テロに目標を縮小したこと、コトを起こした後の東郷平八郎頼みや権藤成卿に国家改造を指導させるとか、実践的に「やる」立場に立って見るとデタラメすぎて腹が立つ。
また、橘孝三郎の愛郷塾にも声をかけたのは「古賀の構想では、決起の大義名分を立てるためには、陸軍・海軍そして民間の三者が揃って立ち上がることが絶対不可欠であった。「とくに、苦しんでいる農村が止むに止まれず蜂起した、という態勢にすることが必要だった」と、古賀は回想する」とあって、あらまあ、と。
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