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馬を自認する人とか鹿を自認する人とか石油王を自認する人とか、マイノリティかマジョリティかといったらほとんどの場合マイノリティでしょう。

でもその自認通りにその人を遇すると社会がおかしくなりますよね。

片足切断自認とか失明自認というのも実際にあって、本人は苦痛を訴えるし、かといってわざわざ足を切断したり眼球を摘出するわけにはいかないんですよ。

その人は満足するでしょうけど、障害のある人のための福祉制度もおかしくなってしまいます。

認知症の人でおかしな自認になる人がいます。

認知症のタイプによっては周囲がそれに合わせて演技してあげると良いとされているのですが、あくまで家族など個人的な範囲の話であって法令を改正しろとかにはならないんです。

性別の自認になると突然バグって「自認の人の言う通りにしなくちゃ」なんてやると性別によって差別を受けている女性の人たちにしわ寄せが行くのは当然ですし、その女性の人たちをマジョリティ呼ばわりするなんて認知の歪みにも程があります。

おかしな自認というのはまさに「認知の歪み」なんですよ。

認知の歪みに対する医学的・心理学的なケアの方法は既にあるのですから、そうしたケアをきちんとすることが何よりその人のためにもなるし、巻き込まれる周囲の人たちのためにもなるはずです。

ここで性別に関するおかしな自認に対してバグが起こる原因の大きな一つが、男性たちが女性の人たちに対して抱えている認知の歪み、ジェンダーバイアスとか性的偏見というやつですよね。

だから男の女性自認の女性像がことごとく男に都合のいい空想的な女性像になってしまう。

さらにそういう女性自認の男を男のほうで受け入れるのではなく女性の人たちに受け入れさせようとしてしまうのも認知の歪み。

女性とは優しくニコニコと男のわがままを受け入れて男の抱える苦しみをケアしてくれるとでも勘違いしているように見えますよ。

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