平井和正が地球樹の女神という作品でネオナチ・ネトウヨ・勝共・スピウヨな人たちの間で流布されている各種陰謀論を総ざらいしていたので、「ヒトラーが実は」みたいなのはじめだいたい「またこの手のかよ」となってしまう。

なにしろ全巻持ってたので(自慢にならない)。

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平井和正の愛読者だったのになぜかスピリチュアルウヨやネトウヨにならなかった人って結構いるはずなのだけど、なんでならずに済んだのかが謎。

自分でも謎。

ヤバいことになった人もいて、いろんな新興宗教を渡り歩くようになったり。

佐々木君紀という平井和正の弟子みたいな人もそれでしたね。

彼の書いた小説も全巻読みました。SFファンタジーの形を取った宗教小説ですよね。

あの頃はスピリチュアル系でああいうのが流行りでした。

そして平井和正はGLAという新興宗教の教典を書いたようで、その教典はオウム真理教や幸福の科学など他の新興宗教の参考にもされていたようです。

一方自分は「神は人間が作ったフィクション」、要するに無神論になってしまいました。自分でも謎。

晩年の平井和正について他のSF作家は「神様を信じ穏やかになった」みたいな無難な言い方しかしてなかったのだけど、その後のオウム真理教の事件や幸福の科学の宗教右派・カルトぶり、作品の中で取り上げた陰謀論の数々など批判的に吟味すべきことがたくさんあるはず。

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