アグレッシブな反出生主義の人は優生思想のことを反出生主義だと言い換えているのですよね。
優生思想やナチス・大日本帝国への礼賛なんかはとても土着的な、みんなの肌感覚から自然に生まれるものだと捉えることもできるのが怖いところです。
これはエリート主義とかそういうのでもなくて、「全てを疑ってかからないと危ない」という頭の痛い話で、そうした思想の実現によって迫害されたり命を奪われた人たちの目線に立とうとすることが必要なのだと思います。
特に優生思想については最初に自分を疑う必要があるので「内なる優生思想」ということが言われます。