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WPATHのリークの件で“トランスインチキ医療は人類史上最大の医療虐待スキャンダルである。ロボトミー手術よりもひどい。タスキギーよりひどい。”とジャーナリストのシェレンバーガーさんは書いています。
タスキギー事件というのは、戦後のアメリカでペニシリンの梅毒に対する有効性を調べる研究の中で、梅毒に罹患した黒人男性の人たちをペニシリンを投与しない比較群として、なんの治療もせず観察を行なったという事件です。
障害のある人たちへの断種手術と並んで医療の歴史上最悪の行いの一つとされています。
https://twitter.com/shellenberger/status/1770052429205151921?s=46
世界医師会は医療倫理についてのマニュアルを発行しています。
100ページ以上のブックレットで日本語版もあるのですが、一度も読んだことが無さそうな医師たちをXでは大量に観測することができます。
普通はある薬剤の効果を調べる際に、その薬剤を使わない比較グループの人たちには、「その時点での標準的な治療」を行うことになっているんです。
一方で効果を調べたい薬剤を使うグループの人たちに対してはその薬剤を「上乗せ」します。
でないと倫理的にありえないことになってしまうので。