昔は宝石内のインクルージョンはかなりネガティブに捉えるのが一般的で内部が極力クリーンで何も内包していない事を重要視してきたけど、最近は宝石内のインクルージョンをあまりネガティブに捉えない、その個々の宝石の個性的な美しさとして楽しむ傾向が強くなってきていて、個人的には楽しい時代になってきたなあと思うけど、その観点から見ても1990年作成パロマ・ピカソのデザインのクンツァイトネックレスはインクルージョンはその石の美しさを損ねるものではないということの証明のようで今後も永遠に大切にされる作品だろうなあと思った。