小さな手帳でメモを取り、大きな手帳に清書。マストドンで概括し、Twitterに要約を。Google documentで文章化、はてなブログにまとめて→公開、が一つのラインになりそう。 まあ一本道のフローじゃないし、Google documentで止めても良い。
『芽むしり仔撃ち』読み終わる。
全編にわたって死の影が濃いのに(濃いから?)性/生の臭いが強いことに面食らう。
卑近な物事に引きつける物の見方は細やかなミクロな視点の様でいて、マクロな(そして巨視的な)視点であり、(当たり前だけど)「見える範囲内より外」を考慮しない雑で冷淡な視線を産む。
残業は悪なのに就業時間中は集中できない脳バク🧠🦋
Ducks—Two Years in the Oil Sands
By Kate Beaton
グラフィックノベル。430ページ。
「孤独と労働、生き抜くことについての美しい作品だ。階級やジェンダーが複雑に絡み合う地形をケイト・ビートンの深い思索とともに進む。喪失と尊厳にページが震える」ーーカルメン・マチャド
https://drawnandquarterly.com/books/ducks/
最後の1コマの破壊力がすごい。嗚咽が止まらない。
学資ローンを返すためにカナダカルガリー州フォートマクマリーのオイルサンド採掘場に「出稼ぎ」にいく著者ケイトが主人公の自伝。彼女の2年間を淡々と描く。
男性労働者が圧倒数の現場で働くなかで、女性差別をうけるケイト。常習化しているハラスメントに失望の日々を送る。徐々にタールサンド産業自体の搾取構造に気づき自分もその一部だと認識するが、抜け出せない。
利益を追求するあまり人間がないがしろにされる職場で、追い詰められていく人々。すごいディストピアでこれが本当に現代カナダで起こっているのだと衝撃を受けた。
タールサンドはファーストネーションの土地で採掘が行われている。そちらの視点からしか捉えていなかったけれど、実際になかで働いた人の、しかも女性の証言としてもこの作品はすごく意義があるのではないか。
観てない時代がだんだんわかってきたな......
Framed #345
🎥 🟥 🟥 🟥 🟥 🟥 🟥
積読:部屋いっぱい 漢詩を作るよ note: https://note.com/mushiyoukan