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訴訟には、「生き直す」という効用もあるのだな

"当初、元信者たちは霊感商法にも関与していたことから、自分たちも被害者であると言い出せなかった。むしろ、自己の加害者性を強く意識し、人目を逃れるように生きざるをえなかった。
そうした彼・彼女たちに堂々と胸を張って生き直すことを勧めたのが、札幌の弁護士である郷路征記であり、彼が命名した「青春を返せ訴訟」だった。"
櫻井義秀『統一教会──性・カネ・恨から実像に迫る』
第五章統一教会の現在と未来──法的規制と新宗教

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