キリストのこのエピソードすごく好き。法治主義と法の支配の違いじょん
"イエスは弟子を連れて麦畑を通るところだった。弟子たちは歩きながら麦の穂を少しずつ摘んで口にした。
それをファリサイ派の人々が、安息日に穀物を摘んで働いたとして彼らを非難した。"
"イエスの答えは革命的だった。安息日は人のために定められており、人が安息日のためにあるのではないとイエスは言った。"
"社会には規則や規制が必要だが、規則や規制はわたしたちに仕えるものであり、主人ではない。
課される規則や規制が厳しすぎれば、本来なら支えるはずの対象の人々より、規則や規制のほうが重要になってしまう。"
"法律が人類の支配下にあるべきで、人類が法律の支配下にあるのではない。律法学者が彼を憎んだのも不思議はなかった。"
『若い読者のための宗教史』リチャード・ホロウェイ