エイジズム、というか「若者叩き」に陥らずに、この二十年近く続く歴史否定論や教育基本法改悪の若者への影響を語るにはどうしたらいいか、ということを最近考えている

"現在の大学生が置かれている状況として三点を指摘したが、上の世代も大きくは変わらない状況にあるのではないだろうか"
岩波『世界』2022.9 加藤圭木「「日韓歴史問題」と大学生」

まあ、こういう観点が必要なのだろうな、と

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若者の育ってきた時代が悪かったとするならば、今の大人たちがその時代をつくってきたからで

もし「今の若者は教育基本法改悪と歴史否定論が蔓延する時代背景のせいで右傾化している」とするならば、かつて旧教育基本法で学び、歴史否定論も今ほど蔓延していない時代で育ったくせに、現代の若者の時代背景を善きものにできなかった大人たちはより罪が重いんだよなー

だからといって、教育基本法改悪や歴史否定論の蔓延の若者への影響を語ろうとする者を、「それはエイジズムだ!」と全部否定するのもそれはそれで違うと思うけどさ

それじゃ時代の分析なんてできないし、「政策として時代をつくってきた」連中を結果的に免罪することになるわけで

若者論をやりたいなら、大人の責任及び大人の状況も変わらないということを第一として、なおかつ若者世代に弓を向けるのではなく、「政策として時代をつくってきた」連中に矢を放つのがいいのかな、と

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