最近、3号問題でパートタイム労働者がよく取り上げられる。不思議に思うのが、どの新聞社もどの記事もパートタイム労働者を「家庭の都合やライフスタイルなど自己都合に合わせて働きたい労働者」とは書かないこと。これが派遣労働者に対する問題だと、ほぼ必ず「自分の都合で好き勝手に働きたい労働者集団」→「だからしかたない」ということが書かれる。
雇い止めについても、直接雇用非正規は企業の責任だが、間接雇用非正規の派遣社員は自己責任にされる。
起きている根本的なことはどちらの雇用身分も変わりはない。違うのは雇用形態。
社会もマスコミも政治も「ハケントハソウイウモノ.ジコセキニン」。活動家や労組は「クニノセイサクガー,タケナカガーコイズミガー」「ハケンシャインガレンタイダンケツシナイノガワルイ」で結局派遣社員の責任。識者は「問題だが致し方ないところも…ゲフンゲフン」
そうして派遣社員を売買する派遣先企業も派遣元企業も表には出ないし、出ても先に書いたように派遣社員の自己責任か、そういうものだし仕方ないですぐに消火されるので傷つかない。
直接雇用非正規が社会問題になる今、多少金を払ってもより切り捨てやすい間接雇用非正規の派遣社員を買うことは多くの企業や経営者の選択肢に当然上がってくると思う。
派遣、どこまで食い込むだろう。