たとえば、論文で「〇〇という経緯から我々は△△のように着想し、□□を行ったところ予想外にも××という結果が得られ、これは☆☆への応用が期待される」みたいなことが書いてあったとして、本当にそういう順序や動機であることは控えめに言って少数派です。
こういったエピソード的な部分は、論文を書いたり発表資料を作ったりしながら「創作」されることがほとんどです。研究中に偶然見つかったことをさも最初から狙ったかのように書いてみたり、逆に予想通りの結果をセレンディピティだと言ってみたり、まるで信じていない応用例を期待してみたり。