ユートピアとディストピアは対極の存在ではなく表裏一体の位置関係にあり、ユートピアを目指していたはずがディストピアに辿り着いていた、そんな事態は頻繁に生じ得るのだ、ということを常に意識しておかねばならない。
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そして残念なことに、ディストピアは実在するがユートピアは実在せず、「目指している限りどこかにある(らしい)」存在でしかあり得ない。
ユートピアとディストピアは対極の存在ではなく表裏一体の位置関係にあり、ユートピアを目指していたはずがディストピアに辿り着いていた、そんな事態は頻繁に生じ得るのだ、ということを常に意識しておかねばならない。
そして残念なことに、ディストピアは実在するがユートピアは実在せず、「目指している限りどこかにある(らしい)」存在でしかあり得ない。
目指し続けていなければ消えてしまうユートピアの性質は「流動的」と言うことができる。一方、ディストピアは世界が「固定」されたとき、あるいはそこに住む者らが「ここはユートピアだ」と思いベターの追求をやめたときに姿をあらわし始めるものであり、ゆえにそこかしこに実在していると言える。