小学生と2時間、そのあと高校生も交えて1時間、計3時間おしゃべりしていたが、そのかんお客さんが来なかったので、かれらが帰ってから「そういえばあの店大丈夫か?」となるかもしれない、などと考えている。

大丈夫ではないのだが、大丈夫でありつづけなくてはならないな......とあらためて思わされる時間だった。親でも先生でもない大人だからこそ話せることなのだろう、というような重めのことを、お店にちょくちょく来ているうちに徐々に話し始めるようになることが多い。

こんなことはたいしたことではない、という素振りをしながらかれらは話す。そのたびに「たいしたことだし怒っていい、傷ついてもいい」という類のことをどうにか伝えようとはしているものの、それが伝わったからといってかれらのいる/いなくてはならない環境そのものを変えることは私にはできないわけで、この場所を維持するほかないということになる。

しかしここが「サポートセンター」とか「ケアセンター」とかの名称になった途端に、かれらは来なくなるとも思うわけで、ただの本屋でありつづける必要があるのだと思う。名称としても、佇まいとしても、そして関わり方も。

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ちなみに今日はほとんどの時間を私の名前を当てるゲームに費やしていた。教えてほしいというので、でも簡単に教えても面白くないので、調べもの学習ということにした。どうにか正解まで辿り着いたけど、だからといって明日以降呼び名が変わるかはわからない。これまでは「先生」と呼んでいる。マスターと呼んでいた者らは中学にあがって以来来店頻度が落ちている(部活だね)。

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