劣等民族がトレンドにあがってて様子見たら発言主が青木理(話し相手は津田大介)で、「差別(だとか不正たとか)は知性がないからやらかすんだ」という考え方の行きつく先はやっぱり差別だよね、という確信を深めることとなった。

差別は道徳では解決しない、というのは正確には「道徳や思いやりは(他者との関わりあいにおいて)前提としてあるべきでわざわざ言及するものでもなく、そしてそれだけに頼っていては差別はなくならないよ」という話であって、道徳も思いやりもなくていいのだ、という話ではないのよね。だから差別行為を働く者の知性をあげつらって嘲笑することを「反差別(カウンター)」などと言って正当化することの本末転倒さを理解しようともしない。

本来、差別行為を働く者を批判する際にはむしろ苦しさだったりの「重苦しさのある」感覚を覚えるくらいでないといけないと思うのだけど、たぶんあのひとたち楽しくなってますよね。「あいつは馬鹿だ」と言うことで快感を得てる。

差別意識で凝り固まった「あいつら」。対して、そんなものはとうに克服した(あるいは最初から(!)持ち合わせのない)知性的かつ理性的な「俺ら」……。これこそ典型的な「差別意識」だということに、「糾弾する快感」に溺れ過ぎると、気付きにくくなるんですね。

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@november1952 その通りですね......でもその落とし穴ってどこにでもあるし、気づかぬうちにハマってるんでしょうね。お互い指摘しあって気をつけていきましょう......。

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