一度でもミスったら永遠にパージしろ、みたいなことはすべきじゃないから絶対にやらないし、だからこそ「ごめん!間違えました!今後気をつけます!」とやってくれさえすれば(本屋としては)それを信じて本を置くことができるようになる。正直なことを言えば、このようなある種の「内輪揉め(という表現は被害者側からすれば完全に不当だが)」が起きるたびに、反差別をポリシーとする本屋は精神的に引き裂かれ、そして売上が落ちていく。なんらかの意見を発しなければポリシーに反するし、意見を発しても発しなくても売上は落ちる。この引き裂かれと売上低下は本屋に限った話ではないけど。
己の無責任が他者にリスクを背負わせることになる、という可能性を考えてほしい。それはなかなかに予想はできないことだろうけど、だからこそ指摘を受けたら拒絶すべきではない。誠実に生きようとすればするほど苦しむことになる構造を打破しなきゃいけないのだから、自らその構造内での強者としての振る舞いに無自覚に浸り続けてはならないはず。