隅田川の花火のニュース見てたら大衆が入場規制に対して本気でイライラしてる様子が映し出されてて、つまりこれはそれほどまでに娯楽に飢えているということ、換言すればそれほどまでに日々の生活がストレスフルなのだ、ということのような気がして、恐ろしさと憐憫を感じてしまった。たかが花火にそこまで本気になれてしまうということ、本気にならざるを得ないということ。

これは野球ファンのSNSを見ていても同じものを感じる。チームや選手に対する誹謗中傷がここ数年酷くなる一方で、それは野球の試合というエンタメを自らのストレス解消の手段として使っているということで、そのストレスが不甲斐ないチームやミスをした選手のせいで解消されないことによる新たなストレスが、誹謗中傷として発露しているということなのだと思う。当然、それらはすべて「弱者」「異端」へと向かう憎悪として転換される可能性を持っている。

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@gucchi_penguin ひところそれなりにいた韓国人選手がいまひとりもいないということが幸運にも思えてしまうほどの酷いありようが、野球ファンのSNSにはある。もちろんこの不在は10年代前半に激化した嫌韓の結果でもあるのだろうけど。このように、エンタメにもスポーツにも政治は侵入している。しかもど真ん中にガッツリと。

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