田淵さんがひとり街宣してた飯田橋は私が学生時代を過ごした思い出の土地なので、景色が想像できていろいろな感情が渦巻きますね。お疲れさまでした......。

靖国と朝鮮総連が隣接するという複雑な立地のうえ、あまり近づくべきではないタイプの「学生運動」の残滓が常日頃から正門前でデモをやっていて、大学側もそれへの対応に苦慮している(大規模なものをやるときは警察が出てきて正門が封鎖される)、みたいな景色を見せられ続けているため、市ヶ谷キャンパスに通う法大生は「政治運動」に対する意識が「近づかないほうがいい面倒なもの」になりがちだと感じているので、その意識が少しでも変わるひとり街宣になってくれてればいいな、と思うんですよね。ほぼ政治に関する知識のないまま「わけわからん学生運動」「とそれを危険視する大学側」という構図を見せられるので、政治運動に対する第一印象が最悪な環境なのです......ソースは私。

知識を与えられないままあの環境で過ごしていたら、「デモ=迷惑なもの」「政治運動=なんかやばそうな奴らがやるもの」というイメージを学生が持ってしまっても、学生を責めることはできないと思うんですよね。だって実際に正門封鎖されたりして迷惑だし、変な着ぐるみ着て当時の総長の顔写真を載せた神輿をかついで学生センターに突入する、みたいなことやってたりしたので。若者だったりノンポリだったりが政治運動を嫌うのには、こういう理由もあったりするということは、リベラルは認識してほしいとも思いますね。

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だから飯田橋という場所でまっとうな政治運動がなされている、という景色を見た学生がいるであろうことは、とても大事なことだと思うわけです。印象が変わる可能性がそこに生じた、ということなので。こういうのはすぐには効果は出ないけど、数年数十年かけて変化を生み出すはず。私がいまこうしている理由のひとつも、たとえばアジカン・ゴッチの活動(フューチャータイムズとか)を目にしたからだったりする。

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