この国の政治および国家権力は「(かれらが「純日本人」であるとみなした者以外の)外国人」なるものに対して、常に「利用したいが排除したい」「排除したいが利用したい」という矛盾する欲望を満たすためにあらゆる仕組みを整えてきた、その最たるものが戸籍と国籍に関する仕組みである、ということがよくわかる1冊でしたね。もちろんその基本姿勢はいまも踏襲されているわけで......。たとえば大坂なおみやヌートバーは「日本人」として利用するが、入管や永住権関連は排除のためにその法を整備する。

akashi.co.jp/book/b642854.html

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遠藤正敬『戸籍と国籍の近現代史』(明石書店)ですね。

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