いわゆる「業界」の人とは数年前から徐々に話が噛み合わなくなってきてるけど、今後その傾向は加速すると思う。見(え)てる世界が違うのは明らかなので。だって「本(屋)」のことしか考えてないもん、あの人たち。本はいいものだ、本屋は素晴らしい、みたいなこと「だけ」をいまだに言ってる。関口は現実を見てないみたいなことを時折言われてたけど、現実見てないのはそっちだと思う。本が売れないのは社会がバグっててみんなその金がないから、理由はそれだけだ。本(屋)の魅力を上げれば買ってもらえる、みたいなことをいまだに言ってるのを見ると呆れるしかない。
本の魅力云々ってのはようするに「可処分時間(と所得)の奪い合い」なわけで、そうやってパイの奪い合いをしてても、そのパイを縮小させることしかしてない政治が現実としてある以上、ジリ貧でしかない。ゆえに私たちが目指すべきものは「パイを増やすこと」であり、その実現もまた政治にしてもらうことでもある。だから政治の話をしろ、社会を見ろ、その実践のひとつが差別・ヘイト本を置かないことだ、と常々言っているが響かない人が多数派だ。「現実を見ろ」。マジで。