対外秘(The Devil’s Deal)見たよ。
絵はヘウンの頬に一筋の汗が頬に流れている様子。
最後までどう話が決着するのか分からなくて、手に汗握りました。全体を覆う希望のない雰囲気もシニカルで、後を引く嫌な感じがすごい。
役者3人の駆け引きも常に緊張感があり、特にクライマックスでヘウンがスンテと対峙する場面でつつーッとヘウンの頬に汗が流れるのとかすごい演出だなと思った。
時代背景はしっかり表現されていたと思うが、お話やキャラクターの背景が前提なくいきなり始まるのはスッキリしているかもしれないが情緒を欠く感じはする。地元の支持者や妻が、ヘウンが変わっていく様子をどう見てたのかという視点が薄いのも、政治が民衆の生活に密着しているはずなのに権力者のものになっていく様子が真に迫って感じられないのも難点かなと思った。
あと、タイトルの対外秘の資料も途中からあまり意味をなさなくなってるのも気になった。英題のthe devil’s dealの方が合ってるかも。
政治的駆け引きのドロドロさというのは、最近の実際の政治状況も見てると現実の方が血生臭いよね…。