ウォリアーズアルバム感想
最初は難しい曲調かも?!と思ったけど、全曲耳に馴染むぐらい聴いて、全部めっちゃいい曲…🥺となった。
まだ歌詞を聞き込むところまでは行ってないけれど、映画でセリフになっていないクリオンの過去のトラウマとなった思い出(Derailed)やフォックスの決意を表す(Reunion Square)シリアスな設定も胸を打つ。
映画は暴力的ではありつつも、あっけらかんとした雰囲気があるが、アルバムの方はウォリアーズを女性にしたことで(秀逸)また違った困難と、それにも関わらず人物たちの窮地にあってのおふざけも描かれていて明るい雰囲気がある。マーシーとスワンのロマンスもさらりと女性同士にしたことは、おお、と思ったのだが、映画の「今のここ」から脱出しようとする意思が強く表現されているように感じた。
女性であることの苦境(「黙ってたら家には帰れない」、とか「笑顔だったらもっと可愛いのに」とか言われるw)や、ウォリアーズが何を行動指針にしていたのかといった描写はエイサデイビスとの共作によって強化されていて、そういうところもすごく好きだな。
リンマミさんのインザハイツでは暗い状況でも安易な悲観主義に与しない方向性を感じたが、このアルバムでもその方向性はある。
希望が死んでも、それでも先に進み続ける(しかない)という強さ、それは映画のあらすじでもあるが、”Derailed””Somewhere In The City”では切なさと強さを感じさせるメロディがそれを象徴している。てことはクリオンのフックがこのアルバムの鍵なんじゃないかなと今の時点では感じた。
様々なニューヨークの棲み分けや特色も、90年代ぽいジャンル音楽(私の世代…!w)、ラテン音楽、ヘヴィメタで表現されていて、どんだけ才能あるんだ?!と驚きまくりでした。
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