映像が綺麗で良かった。フィルムで撮影してるんだねぇ。
 
現在の結果が選択の連続なのだと考えれば、違う現在ももしかしたらあったかも、というパラレルワールドを思い浮かべることがあるかもしれない。しかし時間は不可逆である、とこの映画の主人公であるナヨン/ノラは考えているかのようにキッパリとしている感じがする。
 
かといって過去と決別しているわけでもないのも泣ける点だった。最後ヘソンと別れてノラが泣く場面は、あの時の少女に別れを告げる場面でもある。
 
ラブストーリー、移住のストーリーでもあるけど、人の人生や時間の関係を描いた哲学的な作品だと思った。

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男女の人生を描いていて、電車に乗って街を巡るといえば「96」も思い出しますよね〜。あれも情緒があったなぁ。

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