【「殺人鬼の存在証明」評論】実在のシリアル・キラー、チカチーロをモデルにしたギミック満載のロシア製サスペンス
http://eiga.com/news/20240505/7/
「ディレンジド」が興味深いのは、こんな映画に関わりながら、その後のキャリアでそこそこ成功した面々がいることで、特に主人公を演じたロバート・ブロッサムのフィルモグラフィーなんて大成功と言える。。。が、これはAIPという当時のインディーズ大手の仕事をしたからでしょうな。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ロバーツ・ブロッサム
ところでトビー・フーパーの「悪魔のいけにえ」も長らくエド・ゲイン事件がモデルと言われてきたが、のちにフーパー自身が否定している。単なる宣伝文句だったらしい。ゲイン事件の舞台は雪深いウィスコンシン州で、「悪魔のいけにえ」は灼熱のテキサス州だから、そもそも全然違うよなhttps://www.youtube.com/watch?v=BKn9QIaMgtQ
この映画はロバート・ブロック=ヒッチコックの「サイコ」と同じエド・ゲイン事件を題材にとったものということでも知られているが、ロバート・ブロックは断片情報しかない中、想像で補いながらノーマン・ベイツを創造したのに対し、こちらは情報が豊富にある状況になったので、主人公のエズラ・コブは大体本人がモデルと言って差し支えないものになっている。そこが、この映画の貧乏臭さに一役買ってる。