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ベンヤミンの翻訳不可能性の問題、ブルジョア的言語観の批判は、単なる文学的修辞などではなく、第一次世界大戦という言葉の挫折(「外交の失敗」)、力による解決という破局の歴史に対する批判なのである。

「まだ鉄道馬車で学校に通った世代が、いま放り出されて、雲以外には、そしてその雲の下の――すべてを破壊する濁流や爆発の力の場のただ中にある――ちっぽけでもろい人間の身体以外には、何ひとつ変貌しなかったものとてない風景のなかに立っていた。」(ベンヤミン『物語作者』,ちくま学術文庫版)

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