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今、第3章「なぜ性別が重要なのか」まで読んだところだが、まぁそうよねっていうごく当たり前のことが書いてある本ですねって感想。
ジェンダーアイデンティティこそが1番尊重されるべきと考えている人も2章と3章だけでも読んでみるといいのではないかと思う。
私はジェンダーアイデンティティは可能な限り尊重されるべきと考えるけれど、同時に生物学的性別を優先させるべき場面はあるという立場。ストックも挙げている医療・スポーツ・性的指向・統計・防犯などの分野では生物学的性別の持つ意味は大きい。
私は、スポーツの話が出てきた時に「これは危険だし不公平だから絶対ダメに決まってるし、それは誰にだって分かるだろう」と考えたんだけど、そうじゃなくて吃驚したんだよね…。

「たとえジェンダーアイデンティティを認めるべきだという主張が成功を収めたとしても、私たちが生物学的性別もまた認め、確認し、法的に保護するべきだということに疑いの余地はないはずだ。性別とジェンダーアイデンティティを互いに競い合わせるべきではない」
キャスリン・ストック『マテリアル・ガールズ』125頁

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