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渡辺ペコさんの『恋じゃねぇから』も瀧波ユカリさんの『私たちは無痛恋愛がしたい』もフェミニズム漫画だけど、テイストが正反対なのが面白いなと思う。
瀧波さんの方は漫画の特性が陽キャなので、感想も言いやすいし、「こいつムカつく!ぶっころす!」とか怒りも外向きに湧くという感じで、同じように「こういう男いるいる」案件でもペコさんの方は、「あぁぁそうだろうな、こういう男はいつまで経っても理解しないんだよな…」という絶望に心を蝕まれる感触が残る。
ペコさんの漫画が「子どもの性被害」という問題をメインにしているからというのも大きいけれど、『1122』でも思ったけれど、ペコさんの漫画の成人女性たちはみんなどこかで傷を癒せないまま大人になっている「かつての少女」として描かれているんだな、と。
色々思い返してみて、私は比較的「無事なまま」大人になれた女なんだろうな、と思ったりもする。ネットがない時代に子どもだったことも運がよかったんだろうな。

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