『哀れなるものたち』観てきた。
衣装と美術が超好みだった。
医療技術の進歩はひとを幸せにするのか?技術の進歩こそがひとを獣にするのかも?とかそんなメッセージがあるかどうかはわからないけど、そんなことも考えてしまった。
ベラが売春宿で働くことに決めることやその過去を「君の体は君のものだから」と受け入れるマックスを見て、リベフェミっぽいひとたちは「ヨルゴス・ランティモスわかってる!性嫌悪フェミは見習うべき」とか思っちゃいそうだけど、ベラはちゃんとマダムのことを「みんなにいい顔をして搾取している」と見抜いているし、女衒や性売買をただ肯定しているわけではないからこそ、マダムが女性たちの稼ぎの3分の1をとっていることを繰り返し描いているんじゃないかな、と私は思った。
まぁ、あと男が全体的にマヌケでなさけなくてダサいところが良かった。ちんぶら男たちの滑稽さとか、男がいかに身勝手で女性にはなーーーーーんの喜びももたらさないセックスをしているかとか、大画面で見せられたらたいていの男が凹みそうだけど、彼らは自分はダンカンだと思ってるから凹まないんだな。無駄ポジティブすぎ。
ちんこもげればいいのに。
原作はどんななんだろう??