少し前に、理系の大学教員らしきひとの「"女に理系の学問は必要ない"なんて言うひとは、女性でも理系でも人間でもないから、そんなひとの言うことを聞く必要は無い」みたいな内容のツイートがバズって肯定的に拡散されていたんだけど、「人間でもない」はよくないと思った。
だって、「女に理系の学問は必要ない」「女に理系の学問は無理」っていう非科学的な偏見を内面化してしまうのって、まさに「人間だから」だと思うのね。
人間である以上、自分だって別の場面でそういった偏見を持っているのだろうし。偏見から全く自由な人間は多分いないと思う。
だから、「人間ではない」という他者化の仕方は、よくないと思ってる。
あと、教育者の立場にある人間の場合は特に「そんなことを言うひとは人間じゃない」ではなく、「そんな偏見をどう解いていくことができるのか」を考える必要があるんじゃないかなぁ、と。
@Petrol0110 ですです。学費を出すひとであったり、進路指導をする教員であったりする相手を「人間じゃない」から気にするな、と言ったところで、理系に進みたい女子の問題は解決しないんですよね。それが見えてない自分の視野の狭さに無自覚なんだなぁと思いました。
この社会には、「ジェンダー平等」という曖昧な表現では解決できない明確な「女性差別」も根強くあると思いますし、医学部における女性差別や共学における理系女子学生の少なさを考えても、まだまだ女子大の存在意義は大きいと私も思います。ただ、大学数に対して進学したいひとの人数が少なすぎる現状、大学経営の観点から受験生を女子に限定していると苦しい大学もあるんじゃないかという気はします。
@gohstofcain 津田塾など昔は早慶に勝るとも劣らない学力を誇った大学が、一気に学力(偏差値)が落ちてます。日本の衰退と女子の進学状況の悪化の関係があると思います。
女子大を潰す理由にトランスジェンダーを持ってきているところもありますが、これは悪手だと私は考えます。トランスジェンダーが必要とするエンパワメントと女性が必要とするエンパワメントは性質が違います。トランスジェンダーの場合は共学の方が多様性の観点で向いていると思います。女子大は多様性の罠に落ちないための教育をする場です。女性であることを理由に搾取されないことを女性が必要とするエンパワメントですから、繰り返しになりますが役割が共学とは違います。